園養寺
園養寺
湖南市の東端に位置し、平安時代伝教大師最澄開基の
天台宗寺院。江戸時代に境内から野洲川を渡る人が手
に取るように見え、寺では川を渡る大名行列の装備や兵
力を細かく記録し、幕府に 報告するなど重要な役目を
果たしており隠密寺と言わ れていた。
本堂横に護摩壇が設けら れ、天台密教1200年の法
灯を紡ぐ由緒ある寺である。
みくも学区まちづくり協議会
牛の寺とも呼ばれている。
芭蕉句碑
「 木乃毛登耳 汁茂膾裳 桜可那 」
木の
もとに汁も
膾も
桜我
句意
桜の木のもとには、今も昔も多くの人々が桜を
愛でて集う。木の下で酒肴を並べ、花見をして
ると、汁にも膾にも花びらがはらはらと散りかか
ってくる。
季語
桜(春)
松尾芭蕉(1654〜1694)が近江に最も長く
六ヶ月余り滞在した元禄三年(1690)に詠まれた句。
芭蕉の句の『軽み』
(平明な言葉で、日常のさりけない
出来事を詠みながら、自然や人生を深く訪れる俳諧の手
法)を発揮した最初の句と言われている。
平成躑躅社中(270名)
2015年9月 説明板設置