祥瑞寺

祥瑞寺

 堅田にある祥瑞寺しょうずいじ (当時は祥瑞庵)は、京都大徳寺の僧、 華叟宗曇かそうそうどん が創建した寺で 若き日の一休さん が修行し、悟りを開き“一休”の道号を華叟宗曇から授けられています。

祥瑞寺
 芭蕉翁は、元禄3年(1690)の秋に、ここ祥瑞寺を訪れました。

        朝茶飲む
          僧静かなり
            菊の花

 早朝、お勤めを終わった禅僧がひとり静かにお茶を飲んでいます。「僧静かなり」 ということばからは、日々の厳しい修行に培われた僧の静かな心境が伝わってきます。 「菊の花」は、庭に咲いている菊の景色とともに、 秋の朝のさわやかな気配を表している。  (大津市)