太郎坊阿賀神社
赤神山の
中腹に鎮座する太郎坊阿賀神社を参拝してきた。
勝運・厄除・開運・商売繁盛の神で、祭神は天照皇大神の第一皇子神、
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊である。
天然記念物 太郎坊阿賀神社の夫婦岩
阿賀神社の鎮座する
赤神山をはじめ湖東平野 に散在する山々は、中生
代白亜紀(およそ七千万
年前)の火山活動ででき
たと考えられており「湖
東カルデラ」と呼ばれて
いる。これらの山々は
「湖東流紋岩」と呼ばれ
る岩石で構成されており、 湖東平野の特徴的な地形
景観を形成している。火
成岩は冷えて固まってい
くときに収縮し「節理」と呼ばれる規則的な割れが生じる。こ
の夫婦岩は、節理に沿って割れ目が発達したものである。
昔からこの間を通って参拝する者には、即座に病苦を除き諸
願成就するが、悪心ある者は岩に挟まれると言われてきた。節
理が平行に見事にずれた形状は、まさしく言い伝えの「大神の
神力を以て左右に押し開かれた」霊力を感じさせるものである。