クロアチアの旅

ドブロクニク城壁内


 アドリア海の美を独り占めしている国がクロアチアである。 細長く伸びた国土は、 アドリア海の真珠と言われ、入り江を領した港として古くから発展 してきた。 魔女の宅急便のモデルになった町ドブロブニクや ローマ遺跡が残っているスプリット、 自然の造形美があるプリトビッツエなど素晴らしい景色を撮りに行く。


オパティア

ホテルオパティア

ポストイナを出発して70キロ弱の移動でオパティアのホテルへ着き、 翌日シベニクエへ出発(360キロ)。 時たま、視界に入るアドレア海は深い入り江が作る美しい 海岸線を5時間程度バスで移動。
クロアチア(オパティア)

シベニク

聖ヤコブ大聖堂


アドレア海の中間ぐらいに位置するシベニク。 要塞のある小さな港町で城壁の入口には今でも大砲が据えられている。 クロアチア王のクレシミル4世により、この町の名前がつけられ、 アドレア海の貿易港として栄えた。12世紀ごろはベネチャアやハンガリー領 になったが独立を回復した。世界遺産の聖ヤコブ大聖堂は15,6世紀にかけて建造された 巨大な教会である。ゴシック様式で建造されたがルネッサンス様式に変更されて作られた。

クロアチア(シベニク)


トロギール

トロギールのシンボル時計台


トロギールは、 もともとは陸続きの半島であったが、たび重なる敵の侵攻から 護るために半島の付け根の部分に水路を作り敵の侵攻から守るように作られた。 紀元前3世紀ごろにギリシャの植民地として町ができあがり、11世紀には司教区ができ、 ハンガリーの配下に入るが、自治権を持つ都市として発展した。 その後、ベネチアやハプスブルグ家の支配を受けたが、周囲を城壁に囲まれた島である ため、中世そのままの旧市街の中には、聖ロブロ大聖堂や市庁舎、時計台、教会などの 世界遺産はとても素晴らしい世界である。
クロアチア(トロギール)


スプリット

ディオクレティアヌス宮殿イメージ


スプリットは、 アドリア海沿岸の都市では2番目に大きな都市である。 300年ごろディオクレティアヌス帝がたてた神殿の近くにあった都市などが町の始まり。 12から14世紀には自治都市として繁栄した。此の旧市街は茶系で統一されていて とても落ち着いた雰囲気である。
クロアチア(スプリット)


ドブロブニク

ドブロブニク


ドブロヴニクは、 15〜16世紀に最も繁栄した、 アドリア海最大の城塞都市である。 約2キロの城壁に囲まれた旧市街には 中世の街並みが残り、1979年、世界文化遺産に登録された。 旧市街の西側にあるピレ門を通るとルネサンス様式の聖スパサ教会や ロマネスク様式の回廊が残るフランチェスコ会修道院、 ゴシック・ルネサンス様式のスポンザ宮殿、宗教画を多数収蔵するドミニコ会修道院など とても素晴らしい世界遺産である。また、此処は魔女の宅急便のモデルになった所。

クロアチア(ドブロブニク)


ザダール

ザダール


ローマ時代の全盛期には、神殿などがあり、それらの柱などは 現在、残っている教会や大聖堂の土台の一部に利用された。 綺麗に整備された岸壁には、海風の音や大型船の航海する音を吸収して かすかな音を鳴らす仕組みが作られている。「シーオルガン」と呼ばれている。 ヒッチコックがよくこの岸を散歩したそうだ。
クロアチア(ザダール)